西大畑・旭町とは…湊町新潟市の海岸沿い、近代に開発された砂丘地周辺。お屋敷、別荘、レトロな洋館、学校、さまざまな文化施設が点在する坂の町です。

西大畑、旭町について

各館のお知らせ

 

新潟市で「水と土の芸術祭」が初めて開催されたのが2009年。2021年は、それから12年目というとても大きな区切りを迎えます。

「水と土の芸術祭」が始まって以降現在に至るまで、新潟ではない場所からやって来た作家がもたらした外側(=そこ)からの視線と、新潟に生きる私たち自身の内側(=ここ)からの視線が相互に作用し、無数の「新しい何か」が生まれ、明確に意識せずともそれをさまざまな場面で体験してきました。

そして現在。

多くの人が、ここ新潟の、これまで見えていなかった風土や文化の一端、また現実の様相を、改めて、「鳥の目」で見渡しているのではないでしょうか。
今回の「水と土の映像祭」(2020年度)では、2021年のこの区切りの年に、新潟を「そこから」と「ここから」それぞれの視点でとらえた約十年間のさまざまな映像を、作者のバックグラウンドを意識しながら俯瞰してみたいと思います。

 

水と土の映像祭(2020年度)ー そこからの眼・ここからの眼


日 程|2021年3月19日(金)・20日(土)・21日(日)
時 間|開場13:00/上映時間13:30〜17:30(予定)
会 場|ゆいぽーと(工房・ギャラリー)
新潟市中央区二葉町2丁目5932番地7(旧二葉中学校)
入場無料(定員30名程度/先着順/要来場記録)

〈主催〉ゆいぽーと(新潟市芸術創造村・国際青少年センター)
〈企画連携〉石山聖子

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、発熱等、体調の優れない方の入場をご遠慮いただく他、今後の感染拡大の状況によっては変更になる可能性があります。最新情報はホームページ等でご確認ください。

※ご来場の際は、感染予防対策にご協力ください。
○館内では常時マスクの着用をお願いします。
○こまめに手洗いやアルコール消毒をお願いします。
○入館時に検温をお願いします。(自宅での検温も可)

上映作品・タイムスケジュール ※詳細はチラシをご確認ください。


① 13:35 –
「新潟市を鳥の眼で訪ねる旅」2015年/9分46秒
加藤功 (新潟映像制作ボランティア)
現在新潟市に残る潟を、「鳥が上空より眺めるように、鳥の眼で」、ドローンによる空撮と、地上からの映像で訪ね、私たちの知らない「新潟の潟の魅力と歴史」を、映像によって紹介する。
[水と土の芸術祭2015市民プロジェクト参加作品]

② 13:50 –
「シビタ」(2018年再編集版)2012年/21分02秒
吉原悠博
「古代アイヌでは、“川”は、海から陸に上り村の近くを通って山の奥に入り込んでいく一つの生命体と考えられていた。この映像は、信濃川河口から甲武信ヶ岳の源泉までの367キロの旅で出会った光景を題材にしている。町並み、洪水跡と石碑、分水、古戦場、廃墟、水力発電用ダム、魚道、工場などが川と共に次々と現れる。この川は満身創痍の生物ということになるのだろうか。私は日本で一番長い川の現在を見つめて、未来の光景に想いを馳せた。」
[水と土の芸術祭2012展示作品]

③ 14:15 –
「mikkyoz 015」2021年/16分
mikkyoz
「前夜の大雨で川幅は広がり、対岸はずっと遠くに見えた。 川岸に延びる岩盤の上を歩いていると、岩のくぼみにできた水たまりに映る雲に目がとまった。 なんの気なしにその光景を撮影していると、雲の切れ目からゆっくりと太陽が現れた。 岩に囲まれた水たまりに太陽がすっぽりと収まっている。 太陽の器だと思った。 その光景に目が釘付けになりながら、名状しがたい感覚に囚われた。 足元の水たまりと太陽の間にあるような親密な関係のなかに自分は果たして入ることができるのだろうか。 いま思い返すとあの時に感じたものは圧倒的な疎外感だった。」
[砂丘館「映像展示2020/2021」展示作品]

④ 14:35 –
「月潟り」2019年/30分
OBI
不思議な町の不思議な話。かつて、住民の8割が芸人だったともいわれている新潟市南区にある月潟。芸妓がいた話、多くの料亭があった話、映画館の話…。記録に残っていないさまざまな話を町の人たちにインタビューし、映像化しました。不思議で謎の多い月潟を、中の人の記憶と外の人の視点によって少しだけ立体的に映した作品です。
[新潟市市民プロジェクト「つきのよると上映会」2019展示作品]

《休憩》

⑤ 15:20 –
「わしたちがこんな目にあって、あんたたちは得をした」2012年/46分
藤井光
1967年の新潟水俣病第1次訴訟を題材とした、東日本大震災に伴う原発事故以降の今の社会を見つめ直す映像作品。「公害」という言葉さえ定着していなかった時代に国内初の公害訴訟を起こし、日本の公害問題に転機を与えた市民の想像力を、当時の弁護団幹事長である坂東克彦弁護士への取材と、本訴訟の最終陳述から呼び起こす。約100人の市民の協力のもと制作された本作は、作家だけでなく市民による思考と表現の実践でもあった。
[水と土の芸術祭2012展示作品] ※2020年7月、坂東克彦弁護士が永眠されました。

⑥ 16:15 –
「対岸について」2016年/20分47秒
阪田清子
朝鮮半島を分断する38度線を真っ直ぐ伸ばすと日本の新潟にぶつかる。作品で引用している「長篇詩集新潟」の背景には、新潟で国境を超えるという在日詩人の金時鐘氏の想いが秘められている。作品「対岸について」は、「言語」を「光」や「音」に変化させ、「対岸」を繋ぐ新たな航路を想像しようという試みである。
[砂丘館「阪田清子展 対岸―循環する風景」(2016)展示作品、新潟市美術館「コレクション展Ⅱ 新潟市政令指定都市移行10周年記念 LANDSCAPE:水土の作家×NCAMコレクション」(2018)展示作品](協力: 新潟市美術館)

⑦ 16:40 –
「トンネル」2015年/30分13秒
脚本・監督:友政麻理子
招聘作家として新潟市に滞在していた「水と土の芸術祭2015」の期間中に、「にいがた映画塾」の講座生徒として撮った卒業制作作品。芸術祭のアートプロジェクト「潟の夢映画祭」やにいがた映画塾で出会った人々をモチーフにした劇映画。 新潟市内各地でロケを行なっている。
[自主制作作品(にいがた映画塾卒業制作) ©️2015 友政麻理子、にいがた映画塾]

⑧ 17:15 –
「fifi antenna project in 古町商店街」2020年/10分37秒
監督:Ichiko Funai 制作:fifi
2020年夏。新潟市中央区古町商店街を舞台に、コスチュームアーティストIchiko Funai がその土地ならではの素材を探し、その時に出会った人々と共に制作した古町商店街の民族衣装「NEOハイカラ古町−−家族のユニフォーム−−」に協力していただいた19店舗を回るお披露目会を記録したドキュメンタリー。
[ゆいぽーとアーティストインレジデンス事業「自主活動プログラム2020夏季」]