深海を探る ~海の底に眠る大地~
地球の表面の約 7 割を占める海の底には、いまだに未知の世界が広がっています。しかし深海は、私達と無関係な世界ではありません。私達が暮らす日本列島の大地も、元をたどれば深海底で生まれたと考えられています。東日本大震災や南海トラフ地震など「海溝型」の地震も、深海域で発生します。そんな深海底は、一体どんな所なのでしょうか。
新潟大学理学部地質科学プログラムの植田研究室では、他機関と共同で、日本周辺の深海調査を実施してきました。これまでに、地下深部から上昇してきたガーネットを含む高度変成岩「エクロジャイト」を海底から初めて採取したり、東日本大震災で形成された海底断層崖を海溝型の地震断層としては世界で初めて観察・撮影するなど、地球内部の動きのしくみや歴史の理解に関わる成果を挙げています。
本企画展では、新潟大学の研究者が携わっている深海調査の様子や成果を、標本や映像を交えて紹介します。
■会期 2025年7月31日(木)~9月4日(木)
■会場 新潟大学駅南キャンパスときめいと 多目的スペース
(〒950-0911 新潟県新潟市中央区笹口1丁目1番地 プラーカ1 2階)
■開場時間 火曜日~土曜日 8:30~19:00、日曜日 8:30~17:00
■休館日 月曜日、8月12日(火)~8月15日(金)
■主催 新潟大学旭町学術資料展示館
■協力 海洋研究開発機構(JAMSTEC)、国立科学博物館、東京海洋大学、NHK
※「深海を探る ~海の底に眠る大地~」チラシPDF→深海を探る ~海の底に眠る大地~チラシ