第三回 古町花街展「花街の景観と文化財」
第三回 古町花街展「花街の景観と文化財」
花街には、日本舞踊や純邦楽、着物、書画骨董、日本料理、伝統建築、日本庭園など、有形無形の日本の伝統文化が包括的に継承されています。そうした伝統文化の中には料亭やお茶屋、置屋などの花街建築や歴史的景観も含まれています。
今年の古町花街展は、古町花街に今も残る「文化財」と言える花街建築と、それらを中心に形成された風情漂う「花街景観」をテーマとします。最盛期である大正期から現在までの花街建築や景観の写真、そして書き残された往時の記録を展示します。
本展覧会を通して、現代に継承される花街の文化財や景観の魅力を味わっていただければ幸いです。
会期
2023年9月5日(火)~10月29日(日)
※開館時間:午前9時半~午後6時(10月は午後5時閉館)
会場
展示:旧齋藤家別邸 土蔵
講座:旧齋藤家別邸
関連イベント
・お座敷入門講座 9月17日(日)10:30-12:00
料亭で芸妓を呼び「お座敷」を開くことは、一般には縁遠いものと思われがちです。しかし、実はその開催方法や楽しみ方は多様であり、老若男女問わず楽しむことのできる懐の深い世界です。この講座では、お座敷の様々な魅力や楽しみ方、基本的なマナー、予約の仕方などをご紹介します。
・花街深掘り講座(全2回)
①「花街の建物と文化財」9月30日(土)10:30-12:00
花街を構成する花街建築の多くは数寄屋風の意匠が随所に見られる近代和風建築であり、高い文化財的価値を有しています。全国の事例を基に、その価値や特徴を紹介します。
②「料亭型花街と茶屋型花街」10月21日(土)10:30-12:00
花街は、料亭中心の「料亭型」と茶屋中心の「茶屋型」に大別できると考えられます。
全国の事例を基に、その業態や外観上の違いを紹介します。
※いずれも各回完結の講座です。
観覧料・参加費
■企画展示:300円(入館料のみ)※古町柳都カフェの見学は、喫茶利用を必須とする
■お座敷入門講座:各回500円
■花街深掘り講座:各回500円
イベント定員
各回20名
講座のお申込・お問合せ
申込み開始日:9月6日(水)9:30~
025-210-8350(旧齋藤家別邸)
※お申込みの際は、氏名・電話番号・参加希望日をお伝え下さい。
講師紹介
講師:久保有朋(旧齋藤家別邸学芸員 / 古町花街の会事務局長)
協力
新潟三業協同組合(新潟市料理業組合・新潟芸妓置屋組合)、柳都振興株式会社、古町花街の会、新潟大学都市計画研究室