ゆいぽーとアーティスト・イン・レジデンス「招聘プログラム2021春季」【終了しました】
ゆいぽーとでは、滞在型の創作活動を行う芸術家等を国内外から募集、支援することで、創造性に富んだ人材が集まりやすい環境づくりを進め、新潟市の魅力を国内外に発信することと共に、滞在する芸術家等と市民が交流することで地域の自然や歴史、文化の魅力を再発見し、地域の誇りづくりや愛着づくりにつなげることを目的に、アーティスト・イン・レジデンス(AIR)事業を実施しています。
2021年春の参加アーティストとして、李和晋(リ・ファジン)がゆいぽーとで滞在制作を行っています。
招聘プログラム2021春季
◎参加アーティスト
李和晋 Hwajin Lee <滞在日程|2021年4月6日(火)-6月30日(水)>
◎関連イベント
OPEN STUDIO
日 程|2021年 6月26日(土) 〜 27日(日)
時 間|9:00-21:30
会 場|ゆいぽーと 工房・ギャラリー1
入場料|無料
アーティスト本人が在館しています。
お気軽にご観覧ください。
アーティスト・トーク
日 程|2021年 6月26日(土)
時 間|17:00-18:00
定 員|15名程度 (事前申込制/先着順/申込受付6月11日(金)より)
会 場|ゆいぽーと 工房・ギャラリー1
参加費|無料
申込方法|ゆいぽーとにお電話、またはイベントページの【このイベントに申し込む】より必要事項を明記の上、お申込みください。
この作品は、新潟と北朝鮮との間に起きた二つの出来事、拉致問題と在日朝鮮人帰国事業を題材として、新潟の見慣れた風景の背後に潜む、普段は意識されない出来事の記憶を可視化するためのプロジェクトである。
作品は、それぞれの出来事を生きた二人の登場人物の物語(事実をもとにしたフィクション)と、新潟の現在の風景の写真とを並置した構成となっている。
一見正反対の立場にも見える、拉致被害者と在日朝鮮人という二人の人物を想像しながら紡いだ言葉と写真とを通して、彼らにとって新潟の風景がどのように経験されたのか、その差異と共通項を探っていくことで、人間にとって風景とは何かを問う。
また、見慣れた新潟の風景を再考し、現在進行形の問題である拉致問題と忘れ去られた在日朝鮮人帰国事業を、改めて想い起こし考えを巡らせるための契機としたい。(李和晋)
「移動」をテーマに、輪になって順番に言葉を紡いでいき、みんなでひとつの物語をつくります。新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により、他者との関わりが制限された今、物語をつくる過程をとおして、他者とのあいだに行き交う言葉について考えてみましょう。また、ワークショップでつくった物語を脚本にして、映画をつくります。
※①ワークショップと②映画作りの二部構成となります。どちらかのみのご参加でも構いませんが、①②両方ご参加いただける方を優先します。
<講師プロフィール>
李和晋(リ・ファジン)
ゆいぽーとAIR招聘プログラム2021春季 参加アーティスト
日程:①ワークショップ:2021年5月9日(日) 14:00~16:00(15分休憩あり)
②映画作り:2021年5月22日(土) 14:00~17:00※以降、参加者の皆様と調整します(5月~6月/全4回程度)
場所:①工房・ギャラリー1 ②未定
対象:①②小学5年生~大人
定員:①10人※先着順 ②5人程度※先着順
参加費:①②無料
持ち物:①「移動」をテーマに最初の物語を考えてきてください。物語は自作のもの、すでにある物語の引用、どちらでも構いません。(ワークショップ前日までにメールにてご提出をお願いします。アドレスはお申込後にお知らせします。)
②撮影機材(あれば)
申込期間:①②2021年4月21日(水)から
申込方法:①②イベントページの[このイベントに申し込む]ボタンより必要事項をご記入の上、お申込ください。お申し込みの際は、①②どちらとも参加、①のみ参加、②のみ参加、をお知らせください。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、参加の際には以下のご協力をお願いします。
・実施前に手洗い・手指の消毒をお願いします。
・マスクの着用をお願いします。
・名前・連絡先のご記入をお願いします。
・発熱等、体調の優れない方はご遠慮ください。
[主催/お問合せ]
ゆいぽーと(新潟市芸術創造村・国際青少年センター)
新潟市中央区二葉町2丁目5932番地7(旧二葉中学校)
TEL. 025-201-7530
[開館時間]午前9時~午後9時30分
[指定管理者]環境をサポートする株式会社きらめき
※ゆいぽーとには駐車場はございますが台数に限りがございます。お越しの際はできるだけ公共交通機関をご利用ください。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、発熱等、体調の優れない方の入場をご遠慮いただく他、マスクの着用および手指の消毒等をお願いいたします。今後の感染拡大の状況によっては、変更になる可能性があります。最新情報はホームページ等でご確認下さい。
アーティスト紹介
李和晋(リ・ファジン) <映像・写真/東京>
1991年東京生まれ、東京在住。2020年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。
記憶と知覚に関わる事象として映像と写真による経験を捉えながら、起源、郷愁、移動、歴史など、人間と時間の関わりの中で生起する現象を主題に制作を行う。主な作品に、韓国の釡山に暮らす祖母を訪ねて制作した「海峡」(2013-2015)と、家族写真が撮影された場所を探し求めて旅をしながら制作している「Saudade Project」(2019-)がある。