西大畑・旭町とは…湊町新潟市の海岸沿い、近代に開発された砂丘地周辺。お屋敷、別荘、レトロな洋館、学校、さまざまな文化施設が点在する坂の町です。

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白石ちえこ「Niigata」

白石ちえこ「Niigata」

 

 

写真銅版画。

ぞうきんがけ。

どちらも写真技術の誕生後のある一時期に行われ、長くかえりみられなくなっていた技法です。

ピーター・ミラーと白石ちえこは、この忘れられた技法を現代によみがえらせ、自らの表現技法とする作家です。

素描や版画を含む「絵画」と、「写真」の境界が、まだあいまいだった時代を経て、独自の表現を歩みはじめた写真が、ふたたび写真以外の表現から、力を得て、確定されたかに見える境界を広げ、ぼかし、新しいあいまいへゆり返すように見えるふたりの作品を紹介します。

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会期:2016年 10月18日(火)~30日(日)

会場:砂丘館ギャラリー(蔵)+一階全室

開館時間:9時~21時 休館日:月曜日

観覧無料 主催:砂丘館

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<会期中の催し>

◆ ギャラリートーク

10月23日(日)14時~15時30分

お話:ピーター・ミラー+白石ちえこ/聞き手:大倉宏(砂丘館館長)

参加料500円 予約不要・直接会場へ

 

<同時期開催>

◆ ピーター・ミラー 白石ちえこ

10月22日(土)~30日(日)/会期中無休/11時~18時(最終日17時まで)

会場:新潟絵屋(新潟市中央区上大川前通10-1864) 観覧無料

 

ピーターミラーNetwork1

ピーター・ミラーNetwork1

ピーター・ミラー (Peter Miller)

アメリカ、ペンシルバニア州フィラデルフィア生まれ。米国、東京で経営コンサルタントの仕事に携わり、1991年に美術家に転身。写真銅版画制作に専心するため、鎌倉に拠点を移し、浄明寺にアトリエ「鎌倉版画コレクション」を構える。

◇写真銅版画 (フォトグラビュール)

19世紀前半写真技法の誕生期におこなわれた技法。ゼラチンを塗布した銅板に写真フィルムを密着させて紫外線をあてると、露光部分は硬くなり、耐酸性となり腐蝕されず、連続した微妙な階調を忠実に刷る事が可能となる。ピーター・ミラーは日本の風景を、水墨画の繊細さで表現するため、この技法を独自に復元し、自らの工夫を加えて制作している。

 

白石ちえこ (しらいし ちえこ)

神奈川県生まれ。アジアを巡る旅の中で写真を撮りはじめ、千葉県船橋市主催のワークショップで暗室を学ぶ。写真集に『サボテンとしっぽ』(冬青社)、『島影』(蒼穹舎)、共著に『海に沈んだ町』(小説・三崎亜記/朝日文庫)がある。

◇ぞうきんがけ (雑巾がけ)

20世紀初頭に日本で行われた技法。写真を焼き付けた印画紙にオイルを塗り、その上に油絵の具を塗り、ふき取っていきながら調子を整える。もともとはピクトリアリズム(絵画のような写真を作ろうとすること)の写真家らが用いたものだが、白石ちえこは彼女自身の興味でこの技法を使い、現代の新しい写真表現の方向を生み出した。

 

☞ チラシのダウンロードは当館HPをご覧下さい

ピーター×白石チラシ